施工実績
玄関の引き違い戸を最新断熱ドアへ!外窓も収納もまとめて快適リフォーム ―「住宅省エネ2024キャンペーン」先進的窓リノベ事業の補助金申請で得するリフォーム⑥ ―

今回の事例は「住宅省エネ2024キャンペーン」の補助金を活用し、リフォームされたお宅です。玄関ドア・外窓交換・玄関収納の入替と盛りだくさんの内容。ご自宅のリフォームで気になっておられる方も多い内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
玄関:引き違い戸からドアへリフォーム




当時主流だった玄関引き違い戸。欄間付きの趣のある玄関戸ですが、昔の玄関が暑い/寒い理由は“戸”に大きな原因があると言えます。引き違い戸はどうしてもすき間ができやすく、外気が入り込みやすくなります。また当時の多くがアルミなど断熱性能に欠ける素材で作られているうえに、ガラスは単板ガラスが主流でしたのでどうしても外気の温度変化に左右されてしまいます。
今回のリフォームではより良い住環境にする為、気密・断熱性、防犯性に優れたドアへの変更となりました。
玄関ドアはYKKapドアリモD30 N07T の通風ドアとその両サイドに明かり取りのFIXガラスの袖を配置。ドア本体に断熱材が充填されている他、ガラスは複層ガラスが使われていますので、今までのような暑さ/寒さ・結露にお困りになることはありません。
また、この通風ドアは施錠したまま安全に換気ができるので安心!
鍵はスマートコントロールキー(リモコン)を採用したので、子育て世代はもちろん「あれ?!鍵どこ行った??」となりがちな方には本当にオススメ!
リモコンさえバッグなど入れて持っていれば、鍵穴に鍵を入れずとも、玄関ドアのハンドルのボタンを押すだけで施解錠可能。こちらはアプリで施開錠・キー管理・施解錠履歴の確認もできる優れもの。快適と安全を兼ね備えた新しいスマートな暮らしが実現しました。
窓:既存のサッシを撤去し、外窓交換
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こちらも当時主流の欄間付の4枚引き違い戸が2連並びで設置され、非常に大きな開口部と言えます。こちらもアルミサッシに単板ガラスの窓でしたから、暑さ/寒さがダイレクトに伝わる窓でした。
窓リフォームではお手頃かつ簡単にリフォームできる“内窓設置”を選ばれるお客様が多いのですが、今回のお宅は経年劣化でゆがみやズレなどの影響を受けていたので、“はつり工法”での外窓交換をご提案いたしました。外窓交換で多く採用されるのは“カバー工法”という施工法ですが、その場合既存のサッシ枠を残したまま新たな枠をはめ込む、という手法の為、今回のような場合は、枠ごとすべて撤去し、新たなサッシを取り付ける“はつり方法”を選ばざるを得ません。(下図参照:YKKap 窓交換のススメ外窓交換(はつり工法)エピソードⅡ編 P.1より抜粋)

「えっ?全部きれいにできるなら、“はつり工法”の方がいいんじゃないの?!」と思われる方も多いかもしれませんね。ですが、この“はつり工法”は通常サッシ枠を取り外す際、外壁を一部壊さなければならず、その分の手間や時間・費用もかさんでしまう非常に大変な工事です。ですが!弊社スタッフ2名で現地調査を行った際、このお宅なら壁を壊さずに外窓交換できると判断し、お客様に“はつり工法”での外窓交換をご提案させていただきました。
なので、カバー工法での外窓交換を行うとデメリットとされる、ガラス面積が既存よりも小さくなることや掃き出し窓の足元のサッシ部分(下枠)の「厚み」が目立ちやすくなること(つまづきの原因)がありません。つまり、わずかな視界の違いや段差の変化が暮らしの中で自然に身についていた感覚がずれることで、ふとした違和感を覚えることがないということです。

ただし、一点お伝えしたいことがございます。カバー工法も優れた工法であることは間違いございません。それぞれ一長一短ございますので、一人で悩まずぜひプロにご相談ください。カバー工法における足元の段差についても、製品選びや施工方法によって段差を最小限に抑えることが可能です。
ちなみに、今回の外窓交換では、自然な透明感があるニュートラル色のアルゴンガス入りLow-Eガラスを採用。見た目の違和感なく、機能性だけを格段にアップさせることができました。
玄関収納:腰高収納からコの字型収納で収納量1.5倍へ


内玄関には収納しきれない靴があり、備え付けの下駄箱の前にさらに下足棚を置かれていました。ご家族様はもちろんお客様をお出迎えする場所をスッキリ広々とした空間にしたい、との希望からコの字型の玄関収納へとリフォームされました。
収納量が増えた分、ディスプレイに使える面積は以前より減りましたが、厳選したものを置くことで見た目だけでなく、使い勝手もよくなることでしょう。
なお、この玄関収納リフォームは「省エネ2024キャンペーン」先進的窓リノベ事業の補助金申請対象外の工事となっております。
さて、今回の施工事例の事例で触れた“外窓交換のカバー工法/はつり工法”について、ご理解いただけたでしょうか?窓リフォームの補助金交付は今年が最終年度と言われております。内窓設置がいいのか外窓交換がいいのか・・・ぜひプロにアドバイスを求めてみてはいかがでしょうか?弊社ではそれぞれのお宅の状況やご要望にあわせたリフォームをご案内いたしております。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
また、事前にご自身でシミュレーションされたい方は
窓・ドアリフォーム省エネ補助金ナビ | 住宅省エネ2025キャンペーンをご覧になられてみてはいかがでしょうか?